子供の習い事、基本的には「やらなくていい」と思っている

子育て

子供の習い事、基本的には「やらなくていい」と思っている

3人の子供を育てている父親として、習い事についての正直な考えを書いてみたい。

結論から言うと、子供の習い事は、基本的にはやらなくていいと思っている。

理由:小学校低学年から始めても、全く遅くない

これは自分の体験でもある。幼少期からプール、テニス、卓球、いろんなものを習ってきた。でも、小学校低学年から始めた子に、あっという間に追い抜かれることもあった。

物事がわかるようになってから始めても、全く遅くない。むしろ、「やりたい」と思ってから始めた子の方が、伸びるスピードが速いことすらある。

ちなみに、心理学には「内発的動機付け」という概念があって、外から強いられてやるのではなく「自分がやりたいからやる」という状態の方が、長期的なスキル習得に有利だということが分かっている。「やらされた習い事」と「やりたい習い事」の差は、始めた時期の差より大きいかもしれない、とじんわり思っている。

ただし、真のアスリートを目指すなら話は別

もちろん例外はある。本気でアスリートを目指すなら、幼少期からの英才教育が必要だろう。

でもそれには、親の意向と覚悟、子供の才能を見極める眼、体力・熱意・お金・時間が必要になる。「子供の適性がわからないから、いろいろ習わせて見極める」という考え方も一理ある。ただ、それを見極めきるだけのリソースが自分にあるかといえば、正直、ない。

だからそこは、運命だと思っている。自分はアスリートでも何でもない。そういう親のところに生まれてきた。だったら、親がやらせたければやらせてみて、子供が楽しそうなら続ければいい。それくらいの感覚でいる。

最近は「遊び」が重要というトレンド

最近、幼少期に最も重要なのは「遊び」だという教育者や研究者が増えてきている。

ピーター・グレイという発達心理学者が書いた『Free to Learn』という本がある。「子供は遊びを通じて、自己管理能力・創造性・問題解決力を自然に身につける」という主張で、子供の脳は遊んでいるときこそ本来の学習モードに入っているという話だ。読んでいてなるほど、と思った。

幼少期に何をやらせるかは、今のところ親の考えでいい、というのが自分の立ち位置だ。

わが家の実際:抜かされても、楽しそうなら続けている

偉そうに書いてきたが、わが家も複数の習い事をやらせてきた。運動系も、音楽系も、語学系も。

正直に言うと、これが今、効果が出ているかと言われると、かなり疑問だ。

よく「ゴールデンエイジ」という言葉がある。スポーツ科学では9〜12歳頃を指すことが多く、神経系の発達がほぼ完成するこの時期に身体の動かし方を習得すると、大人になってからとは比べ物にならないくらい定着しやすいと言われている。それは確かにそうなんだろう。でも、子供にやる気がなかったら仕方ない。うちの子は、後から始めた子たちに、すぐ追い抜かれた。

でも、本人は楽しそうにやっている。だから、ただ続けている。それでいいと思っている。

「辞めたいと言ったら、すぐ辞めていい」といつも言ってある。実際、続けたいと言ったものは続けているし、やりたくないと言ったものは辞めた。1年、2年やったものを辞めるのは、なんだかもったいない気もする。でも、やる気がない子にやらせ続けても、楽しくないし、身にもつかない。

判断基準はシンプル:親の感想と、子供の感想

まとめると、わが家の判断基準はこうなる。

親がやらせたいものは、やらせてみる。子供が楽しそうなら、続ける。嫌そうなら、やめる。このチャレンジを回していく。または、全く何もやらなくていい。

まだ自分の意思をうまく言えない小さい子の場合は、親が促してみる。パンフレットをさりげなく置いてみたり、一緒に遊んでいるときに何に興味を示すかを観察したり。そこで「やってみる?」と聞いてみる、という感じだ。

正解かどうかは、まだ答え合わせができない。でも、子供が楽しそうかどうかだけは、毎日見ていればわかる。今はそれだけを基準にしている。

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