投資は手取りの何%が正解か。比率より先に決めること

投資

投資額を決めるとき、「手取りの何パーセントを投資に回して、天引きする」という方法が、一般的に言われる。20%だったり10%だったり、数字はいろいろある。でも私は、その数字は全く参考にならなかった。

投資額は、比率より先に決めることがある

先に決めるのは、比率ではない。生活費、教育費、手元に持っておくべき現金、固定費。これらを引いたあと、毎月いくら残るのか。それを、まず洗い出す必要があると思う。

比率は、そのあとだ。余ったお金の中から、どれくらいを投資に回すか。順番は、この逆にはならない。

固定費の洗い出しは、めんどくさい

固定費の洗い出しは、自分一人でやった。正直、すごく手間がかかった。

毎月、何にいくらかかっているかを調べるだけでも、本当にめんどくさかった。クレジットカードの履歴をダウンロードして見る。現金で払っているものもある。そういうものを全部集めて、洗い出した。

洗い出しは、生成AIで楽になる

でも、最近は、このめんどくさい作業を省略できる。生成AIだ。

クレジットカードの明細をダウンロードして渡す。写真をパシャリと撮って渡す。音声で入力して渡す。そうすると、自分が何にいくら使っているかを、まとめてくれる。私は、これを自分で試した。固定費の算出は、劇的に楽になる。毎月いくら使っているかの収支も、簡単に調べられる。

明細を渡すときは、個人情報は一応削除した。ただ、気にせずに渡したこともある。個人情報が気になる人は、該当する箇所を削除してから渡したほうがいい。

洗い出しの見落としは、もちろんある。完璧ではない。だから、ちょいちょいやり直す。その都度やれば、いいと思う。

私のやり方:引いて、余りを全部投資に回す

私は、今使いたいお金を、固定費の側に入れている。使うお金も、先に確保しておく。

そして、手元に持っておく現金。これは、投資したい株が下がったときに、買い入れられるようにするための、余剰資金だ。(成長投資枠を半分も埋めていない話でも書いた。)

そうして残った、固定費などを引いたあとの余りを、私は全部、投資に回している。昇給やボーナスが出たときは、増やす。

これは、私個人のやり方だ。あなたも全部回すべき、という話ではない。

残りをどう使うかは、何でもいい

残ったお金をどう使うかは、自分なりに決めたらいい。1割でも、2割でも、5割でも、何でもいい。余ったお金を全部投資に回してもいいし、使う予定が何もない人なら、全部入れてもいい。

切り詰めて、痩せ細った

増やしたい、という衝動は、あるだろう。生活費や固定費を切り詰めてまで、投資に回すということだ。

ただ、そうすると、余剰資金がなくなる。外食、遊ぶお金、人生を楽しむお金、友達と遊ぶお金。そういうものが、まったくなくなる。遊びを抑えて将来のために投資や貯蓄をするのも、間違いではないのかもしれない。でも、今を犠牲にしすぎると、貧しくなる。心が貧しくなるような気がした。

これは、試してみないと、自分の気持ちがどう動くか分からないことだ。だから私は、一度試した。

食事も満足に取らない状況が続いて、痩せ細っていく自分を見て、我に返ってやめた。その判断は、自分でしていいと思う。切り詰めてやりたい人は、試しにやってみるのも一つだと思う。ただし、食事は削らないほうがいい。

一般論は、自分で試して確かめる

世間では、いろいろなことが言われている。食事は1日3回とるか、朝は食べるか。睡眠時間は8時間だ、7時間だ、子供だったら10時間だ。そういう、いろいろ言われていることを、「これだ」と思ったものから、まず試してみる。そして、自分の体に合っているかどうかを、確かめる。これは、とても大事だと思う。

一般論が、自分に当てはまるとは限らない。もちろん、当てはまるものもある。だから、自分がこれだと思ったものを体験して、合う・合わないを判断する。その積み重ねで、自分という人間が何に向いているのかを割り出していく。それは、悪いことじゃないと思う。

ただ、やみくもにやるのではない。まずは、プロが言っていることを参考に試してみる。それが、第一歩だと思う。

ここでいうプロとは、医師、栄養士、教師、専門家。その分野に知見を持っている人のことだ。前半で「世間の20%、10%という目安は全く参考にならない」と書いたのは、プロの言っていることが参考にならない、という意味ではない。プロの言っていることは、参考になる。ただ、自分に当てはまるかどうかは分からない。

だから、まずは専門家や、知見を持った人の助言をもとに、自分で判断して試してみる。試して違うと思ったら、やり方を変える。比率も、食事も、一般論は自分で確かめてみる。

迷うなら、余った範囲で始めてみる

ここで言っているのは、投資に回す額の決め方だけだ。保有している銘柄や投資信託の売買に、「試して違ったら変える」を当てはめる話ではない。(何もしないという技術や、売り時を決めている話とは、別の話だ。)

投資にどのくらいの比率を回せばいいか分からない人への、案内のつもりだ。勧誘ではない。どのくらい回していいか分からないなら、まず試してみよう、ということだ。固定費などを引いた月のお金の、余った範囲で、投資に回してみる。そして、どのくらいなら回せるのか、自分がどのくらいなら習慣にできるのかを、見極める。

教育費や、子供のための資金の考え方は、児童手当の話や学資保険の話にも書いた。

最初の一歩は、固定費のリスト化

最初の一歩は、固定費をリスト化することだ。

本記事は個人の体験と考えの共有であり、特定の商品の購入や投資を勧めるものではありません。投資額の決め方についての案内であり、投資勧誘ではありません。

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