学資保険には、入っていない。子供が生まれたときに考えて、入らないことにした。
学資保険には入らなかった
理由は、返戻率とその使い道を見て、メリットを感じなかったから。ほぼ貯金と同じなんじゃないかな、という感覚だった。
学資保険は、返戻率(払い込んだ保険料に対して、どれだけ戻ってくるか)が100%前後の商品が多い。受け取る金額が、払った金額とあまり変わらない。それなら、NISAで積み立てたほうがいいと考えた。
払込免除は魅力だった。でも生命保険で代えられる
もちろん、いいなと思った点はある。働いて払っている私が亡くなった場合、以降の払い込みが免除される仕組みだ。多くの学資保険には、この払込免除の特約がついている。
ただ、私が亡くなったあとの生活は、生命保険で最低限の保障をしている。だから、学資保険という形で学費を準備する必要は感じなかった。高額な学費を使う方向でいかない、というのも前提にある。生きて働いていたとして、それを維持できるかどうかを考えたからだ。
保険と金融商品がセットの商品に入っていた時期がある

勧められた経験は、もちろんある。話を聞くと、次から次へと、いい商品に思えるものを提案してくれる。私も、その中から一つ選んで契約した。
当時は、返戻率や、万一のときの保障額、生きていた場合に戻ってくる金額を見比べて、プラスマイナスゼロになるような設計のものを選んだ。教育費の準備は、その積み立てとNISAの積み立てでやろう、という考えだった。
その積み立てが、保険と金融商品をセットにした商品だった。変額保険と呼ばれるタイプだ。上がればプラスになるし、下がればマイナスになる。保障を受けながら積み立てて、最低限は確保しつつ、プラスがあればそれを得る、という考えだった。
ちなみに、変額保険は、保険料から保障や経費にかかる分を差し引いた残りが運用に回る。解約したときの返戻金には、最低保証がない。
手数料に気づいて、保険と金融を分けた
しかし、途中で気づいた。金融商品と保険の抱き合わせは、手数料が高い。
抱き合わせで持ちたい人は、長期で持ち続けるより、目標の金額になったら売る、というやり方のほうがいいと思う。私の場合は、目標金額まで気が遠くなるほど先で、それまでに手数料を取られ続けるのが嫌だな、と思った。
今は、保険と金融商品は分けて持つほうがいい、というスタンスでいる。
今の構成

今、残っているのは、掛け捨ての生命保険だけ。教育費の備えは、NISAと現金。万一のときは、生命保険がリスクを保障してくれる。そういう形にしている。
NISAの使い方については、成長投資枠を半分も埋めていない話に書いた。児童手当を含めたお金の扱い方は、児童手当は切り分けていないという記事で書いている。
入学の年に暴落していたら、どうするか
NISAで積み立てるなら、元本割れのリスクはある。時代によっては、割れるときもあると思う。
私は、時間をかけて積み立てることで、その影響を平均化している。下がっているときも、高いときも、買い続ける。慌てて売るのが一番のダメな方法だ、というのは、あらかじめ知っていた。
とはいえ、教育費は「必ず必要で、必要な時期が決まっているお金」だ。「長期で積み立てれば平均化される」だけでは、「入学の年に暴落していたら?」という不安に答えられない。
私がやるのは、こういうこと。
- 入学が近づいたら、現金に移す
- 必要な分だけ引き出す。使わない分は、そのまま積み立てを続ける
- 一度に全額を現金化する必要はない
もし入学の年に株が暴落していたら、必要なお金だけ引き出す。暴落分を取り戻したいなら、そのまま積み立てる。安くなったときに買い増して、長期では上がることを期待する、という考え方だ。
その時点でお金が余っていれば、別に下ろす必要もない。
金額は、大学進学までの一般的な範囲で、私立と公立の両方の最大値と最小値を見て、どれくらい貯めればいいかを設定した。子供の学力、やる気、希望があるので、親が全部決めきることはできない。それでも最低限の目安は置いておく。
今、学資保険に入っている人へ
否定したいわけではない。学資保険は、手堅くいきたい人には、まったく悪い商品ではないと思う。
- 学資保険で教育費をしっかり残したい。リスクを負いたくない人は、そのまま続けていい
- 少しでもプラスになってほしい。リスクも負える人は、NISAにする選択がある
- ちょびっと上がればいいな、くらいなら、あまりリスクを負う必要はない
聞くべきことは、二つ。最低限のものを確保しているかどうか。そして、金融商品と保険を分けるべきかどうか、だ。
私が失敗する可能性を認めた上で、この選択をした理由は、最低限の保障を自分で設定しているから。リスクが負えないなら、この選択はしないほうがいい。最低限のものは、常に確保しておくべきだと思う。
とりあえず何もしない、が一番よくない
周りが入っているから、自分も入る。周りが入っていないから、入らない。この基準は、全然役に立たないように感じる。
どのリスクを取って、どのリスクを取らないか。自分の好み、自分や親族の病歴、生活習慣、子供にどうしたいか。そういうものから、結局は自分で決めるしかない。
一番よくないのは、とりあえず何もしない、という選択だと思う。時間は過ぎる。人に勧められたものを、分析なしにそのまま決断すると、他の情報が入ったときに迷いが生じる。迷いから、軸をぶらす行動に出てしまう。それを防ぐのは、腹落ちした自分の決断だ。迷いながら進むのは仕方ない。でも、自分の考えがないと、また判断を変えてしまう。
本記事は個人の体験と考えの共有であり、特定の商品の購入や投資、保険の契約を勧めるものではありません。制度や商品の詳細は、公式情報や専門家にご確認ください。


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