聴く読書は『倍速』が基本!脳が覚醒し、インプット量が2倍になる『速聴』トレーニング

オーディオブック

オーディオブックを使っているのに「集中できない」「記憶に残らない」「読む量が増えない」と悩んでいませんか?
実はその原因、ほぼ間違いなく「再生速度」にあります。

本記事では、年間100冊を達成した私が「倍速の方が頭に入る理由」と「誰でもできる速聴トレーニング」を解説します。

【読む前にチェック】
この記事は「学習効率の最大化」がテーマです。
もし「そもそも聴く習慣が続かない…」とお悩みの方は、先にこちらの記事をご覧ください。

👉 記事10:「三日坊主」はあなたのせいじゃない!仕組み化の技術

【結論】
オーディオブックを「1倍速」で聴くのは、ハッキリ言って時間の無駄です。
今日から「2倍速」を標準にしてください。

「えっ、速すぎて無理でしょ…」と思いましたか?
実は逆なんです。脳は適度な負荷がかかった方が集中力が増し、結果として記憶への定着率も向上します。
2倍速にすることで、あなたは「年間の読書量を2倍」にし、「人生の選択肢も2倍」手に入れることができます。


「早口すぎて聞き取れないんじゃない?」
「倍速だと内容が頭に入ってこない気がする…」

そう思って、ナレーターの心地よい「1倍速」の朗読に浸っていませんか?

実は、人間の脳にとって、話し言葉の標準速度(1倍速)は「遅すぎる」のです。
隙間がありすぎると、脳は余った処理能力で「今日の晩ごはん何にしようかな」「昨日の仕事のミス、嫌だったな」と余計なことを考え始めます。
これが、読書中に眠くなったり、集中力が切れたりする最大の原因です。

今回は、凡人の私でも年間100冊を達成できた最大の秘訣、「速聴(倍速再生)」のメリットとトレーニング法を解説します。

なぜ「倍速」の方が頭に入るのか?(カクテルパーティー効果)

📌 この章のポイント
  • 遅い速度は脳を退屈させ、雑念を招く
  • 速い情報に追いつこうと脳が「覚醒(フロー状態)」する
  • 結果として、通常よりも記憶定着が良くなる

私たちの脳には、騒音の中でも必要な情報だけをキャッチする能力(カクテルパーティー効果)が備わっています。
しかし、情報が入ってくるスピードが遅すぎると、脳は「退屈だ」と判断し、意識をシャットダウン(居眠りモード)してしまいます。

逆に、少し「速いな」と感じるスピード(1.5倍〜2倍)で情報を流し込むと、脳は「必死に追いかけなきゃ!」と覚醒状態(フロー状態)に入ります。
結果として、雑念が入り込む余地がなくなり、驚くほど内容に没入できるのです。

※あわせて読みたい
せっかく集中して聴いた内容を「忘れない」ためのテクニックはこちら。
👉 記事11:「聴き流し」は9割忘れる!?記憶定着率を上げる聴き方

時間を「錬金」する!圧倒的なタイムパフォーマンス

📌 この章のポイント
  • 2倍速なら、同じ時間で「2冊」読める
  • 通勤時間の価値が倍増する
  • 時間の余裕が、精神的な余裕を生む

倍速再生の最大のメリットは、シンプルに「時間が半分になる」ことです。

一般的なビジネス書のオーディオブックは、再生時間が約6〜8時間です。

  • 1倍速の場合: 1冊聴くのに6時間
  • 2倍速の場合: 1冊聴くのに3時間

この差は絶大です。
1日1時間の通勤時間があるとして、1倍速なら読み終わるのに1週間かかりますが、2倍速なら3日で終わります。
単純計算で、同じ時間を使っても「人生で読める本の数が2倍になる」ということです。

誰でもできる!「速聴耳」を作る3ステップ

いきなり2倍速にする必要はありません。徐々に耳を慣らしていきましょう。

ステップ1:まずは「1.2倍速」から

Audibleなどのアプリには、再生画面に速度調整ボタン(「1.0x」などと書かれた場所)があります。
そこをタップして、まずは1.2倍〜1.3倍に設定してみてください。「少しテンポがいいな」と感じる程度で、違和感なく聴けるはずです。

ステップ2:再読(再聴)の本で「2倍速」を試す

一度読んだことがある本や、内容を知っている本で、思い切って「2倍速」にしてみましょう。
筋書きを知っているため脳が追いつきやすく、「あ、意外と聞き取れる!」という自信がつきます。

ステップ3:2倍速を「デフォルト」にする

慣れてくると、1倍速が「スローモーション」のように遅く感じるようになります。
ここまで来れば免許皆伝です。常に2倍速を基本にしましょう。

【Q. 難しい本でも倍速でいいの?】
A. 無理は禁物です!小説の情緒を味わいたい時や、難解な専門書、外国語学習などの場合は、あえて1.0倍〜1.5倍に落とすのが正解です。
「基本は2倍、難しい時は落とす」という使い分けこそが、上級者のテクニックです。

まとめ:時間は有限、知識は無限

私たちは、仕事に家事に育児にと、とにかく時間がありません。
そんな中で他人と差をつけるには、「単位時間あたりのインプット量」を増やすしかありません。

「速聴」は、特別な才能ではなく、ただの「慣れ」です。

【今日のアクションプラン】
今日聴く予定の本(または次に開くアプリ)で、再生速度を「0.1」だけ上げてみてください。
その小さなワンタップが、あなたの学習効率を劇的に変える第一歩になります。

📚 次に読むべき記事はこれ!

「速聴」でインプット量を増やしたら、次はそれを「忘れない」工夫が必要です。
これを読むと、あなたの学習効率はさらに跳ね上がります。

👉 記事11:聴き流しを防ぐ「アウトプット前提」の聴き方

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