こんにちは!「オーディオブックと子育てと私。」の管理人です。
これまで、子育て、投資、仕事、夫婦関係と、あらゆる悩みをアドラー心理学の「課題の分離」で解決してきました。
私の思考の「種」になっているのは、ベストセラー『嫌われる勇気』です。 もう読んだよ、という方も多いかもしれません。
でも、あえて言わせてください。 この本は、「紙で読む」よりも「耳で聴く(オーディオブック)」ほうが、10倍深く理解できます。
なぜなら、この本が「哲人と青年の対話(会話劇)」で書かれているからです。
今回は、私が年間100冊聴いた中でも、間違いなくNo.1の神本である『嫌われる勇気』を、なぜ忙しいパパ・ママこそ「聴く」べきなのか。その理由と、聴くだけで人生が軽くなるポイントをご紹介します。
理由:「読む」と眠くなるが、「聴く」とドラマになる
『嫌われる勇気』を紙の本で読んで、途中で挫折した人はいませんか? アドラー心理学の理論は、文字だけで追うと少し難解で、哲学的な言葉に眠くなってしまうこともあります。
しかし、オーディオブックは違います。
プロの声優さんが、「頑固な哲人」と「悩み多き青年」を演じ分けているため、まるでラジオドラマや舞台を観ているような感覚で頭に入ってくるのです。
青年の「そんなの納得できません!」という怒りの声。 哲人の「いや、それは違う」という静かで力強い諭し。
感情が乗った「声」で聴くことで、青年の悩みが「自分の悩み」とリンクし、哲人の言葉が「自分へのアドバイス」としてダイレクトに心に刺さります。 家事をしながら聴いていると、気づけば涙が出ていた…なんてことも、大げさではなく起こり得る体験です。
聴くだけで価値観が変わる3つの衝撃
私がこの本を聴いて、特に衝撃を受け、今の生活(子育て・投資・仕事)の土台になっている3つの教えをご紹介します。
1. トラウマは存在しない(目的論)
私たちはつい、「過去にこんな辛いことがあったから(原因)、今の自分は不幸なんだ(結果)」と考えがちです。これを「原因論」と言います。
しかしアドラーは否定します。 「過去がどうであったかなど、今のあなたの行動には関係ない」と。
私たちは「変わりたくない」という「目的」のために、過去の不幸を持ち出しているだけだ、というのです。 厳しい言葉ですが、これは「過去に縛られず、今この瞬間から新しい自分を選べる」という、最強の希望のメッセージでもあります。
2. 全ての悩みは「対人関係」にある
お金がない、仕事が辛い、将来が不安…。 一見、個人の悩みに見えますが、突き詰めればすべて「他者との比較」や「他者からの評価」に行き着きます。
無人島で一人で暮らしていれば、お金も学歴も容姿も気になりませんよね? この本質に気づくだけで、「なんだ、私が苦しいのは他人の目を気にしているからか」と、肩の荷が降ります。
3. 課題の分離(やはりこれが最強)
そして、このブログのメインテーマである「課題の分離」です。 「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」
このフレーズを音声で聴いた時、子育てでイライラしていた私は、雷に打たれたような衝撃を受けました。 「俺は、馬(子供)の口を無理やりこじ開けて、水を飲ませようとしていたのか…」と。
まとめ:その「耳」で、哲人の教室に入門しよう
『嫌われる勇気』は、単なる自己啓発本ではありません。 凝り固まった常識を破壊し、自由な生き方を手に入れるための「劇薬」のような本です。
もしあなたが、「本を買ったけど積読になっている」「内容は知ってるけど実践できていない」なら、ぜひ一度「オーディオブック」で聴き直してみてください。
通勤電車が、食器洗いの時間が、哲人の講義室に変わります。 そして聴き終わった頃には、きっと「世界」がシンプルに見えるようになっているはずです。
Audibleなら無料体験で聴けるので、この感動をぜひ味わってみてください。


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