「孫のため」…。実家・義実家の干渉を『課題の分離』でかわす技術

課題の分離

こんにちは!「オーディオブックと子育てと私。」の管理人です。

ここまで「子育て」「仕事」「夫婦」と、身近な人間関係のストレスを『嫌われる勇気』(アドラー心理学)の「課題の分離」で解決する方法をお伝えしてきました。

今回は、避けては通れない、でも実は一番厄介かもしれない…「親・義両親」との関係についてです。

お盆や年末年始の帰省シーズンが近づくと、憂鬱になったりしませんか?(いわゆる「帰省ブルー」ですね…)

  • 「『もっと食べさせなきゃダメよ』と、育児に口出ししてくる(義)母」
  • 「良かれと思って、大量の謎の服やおもちゃを送ってくる実家」
  • 「『次はいつ帰ってくるの?』というプレッシャーが重い…」

「断ったら悪いし…」「親不孝って思われるかな…」アドラー心理学に出会って気づきました。 私たちはもう立派な大人であり、親とは別の「独立した家庭」を持っているのだ、と。

この記事では、親世代との関係に「健全な境界線」を引き、罪悪感なく、お互いが心地よく過ごすための「課題の分離」をご紹介します。


その「期待」、誰の課題ですか?

親というのは、子供がいくつになっても心配なものです。特に「孫」が絡むと、そのパワーは倍増します。

しかし、「課題の分離」(=その結果を最終的に引き受けるのは誰か?)で考えると、多くの悩みが「親の課題」に介入している(または介入されている)状態だとわかります。

あなたの課題(=新しい家族の課題):

  • あなたがコントロールできること。
  • (例:自分たちの家庭の方針を決める、子供の教育方針を決める、帰省の頻度を決める、親切に対して「感謝」を伝える)

親・義両親の課題:

  • あなたがコントロールできないこと。
  • (例:孫への愛情表現(干渉)、自分たちの時代の価値観、あなたに対する期待、「寂しい」という感情)

「親がうるさくて…」と悩む時、私たちは無意識に「親の価値観を変えさせよう(わからせよう)」として、相手の課題に介入してしまっています。

逆に、「断ったら悪い…」と悩む時は、親の「寂しい」という感情(親の課題)を、自分が引き受けようとしてしまっているのです。


親世代との「課題の分離」3つの実践ポイント

では、具体的にどうすれば角を立てずに「分離」できるのでしょうか。

ポイント1:「アドバイス」は「情報」として受け流す

「昔はこうだった」「もっとこうした方がいい」という親からのアドバイス。 これにいちいち反論したり、イライラする必要はありません。

アドラー流の対応は、「一つの情報として、ただ受け取る」です。

  • 親:「もっと厚着させないと風邪ひくわよ!」
  • あなた(心の中):(それはお義母さんの価値観(課題)だな。)
  • あなた(口に出す):「なるほど、そういう考え方もありますね。ありがとうございます(ニコッ)」

採用するかどうかは「あなたの課題」です。「参考意見」として聞き流すスキルを身につけましょう。

ポイント2:「感謝」と「決定」を分ける

親切心で、大量の野菜や、趣味じゃない服を送ってくれることがありますよね。 これを断るのは勇気がいります。

ここでも分離が必要です。

  • 親の行動: 愛情表現として物を送る(親の課題)
  • あなたの対応①: その気持ちに「感謝」を伝える(あなたの課題)
  • あなたの対応②: それを実際に使うかどうか「決定」する(あなたの課題)

「お母さん、いつも野菜ありがとう!気持ちはすごく嬉しいです。(感謝)」 「でも、実は今、冷蔵庫がいっぱいで使い切れないの。次からは少し減らしてもらえると助かります。(決定・依頼)」

感謝はしっかり伝えつつ、自分たちの家庭の都合(決定)も伝える。これで十分義理は果たせています。

ポイント3:「罪悪感」というコントロールを手放す

一番難しいのが、親の「寂しい」「親不孝だ」というオーラから来る「罪悪感」です。

でも、覚えておいてください。あなたの人生は、親の期待を満たすためにあるのではありません。

あなたが自分たちの家庭を優先した結果、親が「寂しい」と感じたとしても、その感情を処理するのは「親自身の課題」です。 冷たいようですが、あなたが親の人生の責任まで負うことはできないのです。

あなたが幸せそうに、自立して生きていること。それが最終的には一番の親孝行になります。


まとめ:精神的な「親離れ」をしよう

「課題の分離」は、親との縁を切ることではありません。 これまで癒着していた心理的なへその緒を切り、「一人の大人対大人」の対等な関係を築き直すことです。

親の価値観は親のもの。私たちの価値観は私たちのもの。 お互いに尊重し合い、干渉しすぎない適度な距離感を見つけること。

それができれば、帰省シーズンも、もっと穏やかな気持ちで迎えられるはずです。 まずは次の帰省で、アドバイスを「なるほどですね(ニコッ)」と受け流す練習から始めてみませんか?

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