【結論】
オーディオブックを続けるのに、「固い意志」や「根性」は一切必要ありません。
必要なのは、脳の性質を利用して、勝手に体が動いてしまう「仕組み(システム)」を作ることだけです。
「よし、今日から毎日勉強するぞ!」
そう意気込んで始めたものの、気づけばアプリを開かないまま1ヶ月が過ぎていた…。
そんな経験、誰にでもありますよね。(私にも何度もあります…)
特に子育て中は、子供の急な発熱、終わらない家事、理不尽な残業など、予定通りにいかないことの連続です。そんな中で新しい習慣を定着させるのは、エベレストに登るくらいハードルが高く感じてしまいます。
しかし、断言します。
あなたが続かないのは、あなたが怠け者だからではありません。
単に「続けるためのボタン」の押し方を知らなかっただけです。
今回は、ズボラな私でも年間100冊聴けるようになった、読書を「完全自動化」する技術を公開します。
なぜ、気合で読書しようとすると失敗するのか?
私たちはつい、「やる気」に頼って計画を立てがちです。
「明日は早起きして1時間聴くぞ!」
しかし、人間の「意志力」はスマホのバッテリーと同じで、限りがあります。
朝起きて、子供の支度をし、満員電車に揺られ、会社で気を使い…。
夕方に帰宅する頃には、意志力のバッテリーはもう「残量0%」です。
そんな「電池切れ」の状態で、「さあ、将来のために難しい本を聴こう」と思っても、脳が全力で拒否するのは当たり前なのです。
必要なのは、意志力がゼロの状態でも、ロボットのように勝手にスイッチが入る「仕組み」を作ることです。

誰でも絶対に続く「3つの仕組み化」ステップ
私が実践し、効果実証済みの「耳活継続システム」は、たったの3ステップです。
ステップ1:「すでにやっている習慣」にくっつける(If-Thenプランニング)
新しい時間をわざわざ作ろうとしてはいけません。
「歯磨きをしたら」「駅の改札を通ったら」など、毎日無意識にやっている行動(トリガー)に、オーディオブックを聴く行動(アクション)をセットにします。
- 通勤なら:「改札を通ったら、イヤホンを取り出す」
- 家事なら:「ゴム手袋をはめたら、再生ボタンを押す」
これを決めておくだけで、「いつ聴こうかな?」と迷うエネルギーが節約され、無意識にスイッチが入るようになります。
ステップ2:「1分でOK」とハードルを極限まで下げる
「今日は1章聴き終わるまで寝ないぞ」なんて高い目標は捨ててください。
疲れている日は、その目標がプレッシャーになり、アプリを開くことすら嫌になってしまいます。
おすすめは「1分だけ聴けばOK」というルールにすることです。
人間の脳には「作業興奮」という仕組みがあり、一度始めてしまえば、意外と苦にならずに5分、10分と続けてしまうものです。
仮に本当に1分で終わったとしても、「今日も継続できた」という事実が残り、自己肯定感を守ることができます。
ステップ3:「聴く準備」を0秒にする
聴き始めるまでの手間を、極限まで減らしましょう。
- スマホのトップ画面の一番押しやすい場所に、Audibleなどのアプリを置いていますか?
- ワイヤレスイヤホンは、カバンの奥底ではなく、すぐに取り出せるポケットや、キッチンの目立つ場所に置いていますか?
「聴きたい」と思った瞬間に、0秒で再生が始まる環境を作っておくこと。
これが、意志力に頼らない最強のコツです。

まとめ:習慣化は「脳をだます」ゲーム
習慣化とは、難しいことを成し遂げることではありません。
「簡単なことを、無意識レベルまで落とし込むこと」です。
今日から、自分を責めるのはやめましょう。
その代わりに、スマホのアイコンの位置をひとつ変えてみる。イヤホンの置き場所を変えてみる。
そんな小さな「仕組み」の積み重ねが、半年後、あなたを「知識豊富なパパ・ママ」へと変えてくれるはずです。


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