「なんで私だけ?」は夫(妻)の課題。夫婦ゲンカを激減させる『課題の分離』

部屋の片方でパートナーが不機嫌そうにしているが、もう片方で自分はヘッドホンで音楽(オーディオブック)を聴きながら穏やかな表情でリラックスしている。「自分の機嫌」という課題に集中している様子。 課題の分離

こんにちは!「オーディオブックと子育てと私。」の管理人です。

子育て、仕事…と「課題の分離」について考えてきましたが、今回は最も身近で、最も難しいかもしれないテーマ、「夫婦関係」についてです。

「あ、ウチも…」と思うことはありませんか?

  • 「なんで私ばっかり家事・育児をやってるの!?」
  • 「(夫/妻は)言わなくても気づいてよ!」
  • 「パートナーの機嫌が悪くて、家でも気が休まらない…」
  • 「良かれと思ってアドバイスしたら、逆にキレられた」

以前は、わが家もこんな「小さなイライラ」の連続でした。 私は私で「手伝ってる『つもり』」でしたが、妻のイライラは募る一方…。

このすれ違いの原因も、オーディオブックで学んだ『嫌われる勇気』に答えがありました。 そう、私たちは「夫婦」という最も近い関係だからこそ、お互いの「課題」に土足で踏み込み合っていたんです。

この記事では、子育てでイライラしがちなパパ・ママが、お互いを「敵」ではなく「最高のチームメイト」に変えるための、「夫婦の課題の分離」についてご紹介します。


あなたのイライラは「誰の課題」?

「課題の分離」(=その結果を引き受けるのは誰か?)を、夫婦関係に当てはめてみましょう。

あなたの課題:

  • あなたがコントロールできること。
  • (例:自分が機嫌よくいること、自分のタスク(家事)を終わらせること、相手に「依頼(お願い)」すること、相手に「感謝」を伝えること)

他者(パートナー)の課題:

  • あなたがコントロールできないこと。
  • (例:パートナーの機嫌、パートナーがいつ家事をやるか、パートナーの価値観、あなたの依頼をどう受け取るか)

多くの夫婦ゲンカは、「相手の課題」を無理やりコントロールしようとすることから始まります。

「言わなくても気づいてよ!」 これは、「相手のタスク(=相手の課題)」に介入している状態です。

「(夫/妻の)機嫌が悪くてイライラする」 これも、「相手の機嫌(=相手の課題)」に、あなたの心が振り回されている状態です。


夫婦の「課題の分離」3つの実践ステップ

では、具体的にどうすればいいのか。私たちが実践して最も効果があった3つのステップです。

ステップ1:「命令」をやめて「依頼」する

「なんでやってくれないの!(怒)」 これは相手の課題への「介入」であり「命令」です。言われた相手は「自分の課題」だと思えず、反発します。

そうではなく、自分の課題として「依頼」します。

「今、私は手が離せないから、子供のお風呂をお願いできる?」

ポイントは「I(アイ)メッセージ」。「私は」どうしてほしいか、を伝えることです。 その依頼を受けて、お風呂に入れるかどうか。それは「相手の課題」です。

「え、断られたらどうするの?」と思うかもしれません。 でも、命令して険悪な空気になるより、依頼して(たとえ断られても)「じゃあ、こっちを先にするね」と自分の課題に戻るほうが、よほど建設的だと思いませんか?

ステップ2:相手の「機嫌」は、相手の課題

パートナーが不機嫌だと、気を使いますよね。 でも、アドラー心理学ではハッキリ言います。「相手の機嫌は、相手の課題」です。

あなたが原因で不機嫌「かも」しれませんが、それは相手が「不機嫌でいること」を選択しているのです。 あなたが「ごめん、何かあった?」と聞いても、相手が機嫌を直すかどうかは、相手にしか決められません。

私たちができるのは、「自分は、機嫌よくいる」という「自分の課題」に集中することだけ。 不思議なもので、こちらが機嫌よくしていると、相手も(自分の課題として)機嫌を直すきっかけを掴みやすくなります。

ステップ3:「察して」を捨て、「感謝」で伝える

夫婦関係で最悪なのが「やって当たり前」という空気です。 「ゴミ出し」「お風呂掃除」…これらは、パートナーの「課題」であり、決して「あなたの課題」ではありません。

もしパートナーが(たとえ遅くとも)実行したら、それは「当たり前」ではなく「感謝」の対象です。

  • 「(察してよ!)」とイライラする(=他者の課題への介入)
  • 「(やってくれて)ありがとう!」と伝える(=自分の課題)

「ありがとう」は、相手の課題の「結果(行動)」に対する、こちら側の「反応(自分の課題)」です。 感謝を伝えることは、相手の課題に介入せず、相手を信頼し、勇気づける、最強のコミュニケーションなんです。


まとめ:夫婦は「共同体」。課題の分離でチームになろう

「課題の分離」と聞くと、冷たく突き放すように聞こえるかもしれません。

でも、夫婦関係における「分離」は、「お互いの領域(課題)を尊重し、信頼し合う」という土台作りのことです。

相手を変えよう(コントロールしよう)とせず、 相手の課題を信頼して任せ、 自分の課題(依頼・感謝・機嫌)に集中する。

それができて初めて、夫婦は「敵対」から「共同体(チーム)」になれます。

もしあなたが「不自由はないけれど、パートナーにイライラのせいで満足感がない」と感じているなら、まずはオーディオブックで『嫌われる勇気』を聴き直して、「ありがとう」と「依頼」から始めてみませんか?

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